こんなにデカイとは・・・・

「ヤ、ヤメロ・・・」


 とほほ・・・    (C)TOYSPRESS    

ようやく足首左右12パーツが塗り終わりましたが、改めてデケエなあと・・・仮組みしてる時は表面処理や塗装面積を実感出来ないけどイザ塗るとこれでもか!って位に塗料使いまくり。隣の1/100クルマルスと比べてみて下さい。同じ工程がエンエンと続くと飽きるから、部位ごとに仕上げて行く方法を採っていますが、今の気持ちは1/100スケールのレジンキット2コ完成させた気分です。塗装が生乾きのパーツの上に座ってしまい、「おお、白い肌に付いた布目はまさしく木綿越しの豆腐のようでデリシャア〜ス・・・んなことあるけえ!!」と言うお約束のトラブルもありつつ(耐水ペーパーをかけて事なきを得ました。泣きながら・・・)やっとココまで。



このクルマルスも買って10年このまんまだな。又その内完成させないと・・・ところでこの原型を作られた「藤浦 誠」さんって方はスゴクきっちりとした造型で好きだったのですが今どうしておられるのでしょう?WSCで作品を発表したこともあるとお聞きしましたが、MH造型の一人者としてもっと注目されてもイイように思います。当時生島氏の造型に匹敵するワザを見せてくれていましたし、ボークスのクルマルスは最近立体化されたニューバージョンよりも藤浦氏の旧版の方が色んな点でカッコイイ様な・・・問題発言になりそうな事はこの辺でヤメときましょう。(笑)


閑話休題(あだしごとはさておき)
結局塗装は普通のパール仕上げにしました。前に書いた荒れた仕上げも捨てがたかったのですが、荒れてるということは表面処理などが少々雑でも表に出てきません。その辺りで手抜きになりそうなのがイヤだったんです。
スプレー塗装ですが、足首だけで大缶の白を一本使いきってしまうくらい実質的な表面積が大きいです。それとこの頃のボークスのレジンキットは離型剤を使用していないハズですが、サフを吹くとスポットが出来て往生しました。ヤスリで削ってもすぐ復活。そんなこんなで塗料がようけ要った部分もあります。結局スポット対策は面相筆で盛り上げ気味に白を乗せて行き、乾燥してから800番の紙やすりでならし、改めて全体を白で吹き付ける事で何とか乗り切りました。(コレがなきゃあもっと早く出来てたんだよおおおお)




ピースで塗るより塗料の粒子が粗い、結果として塗膜も厚くなりますがこのサイズではむしろソレをヨシとします。モールドが相対的に深いキットなので厚塗りしてもあまり影響がありません。スミイレも要らないカナ?とも思いましたがアクリル絵の具のバーントシェンナとブラックをタミヤアクリルの溶剤で溶いて流し込んでいます。内部メカ(笑)の塗り分けはタミヤアクリルのフラットブルーとレッドの混色。あと部分的にガンメタで塗り分けていますが組上げると全く見えません。



さて、この企画の最初に「レジンキットは出来立てを作ると縮む・・・」と書いたところ、それはどーゆー事ですか?と言うメールを2通ほど頂いたので、そのことについて書いてみます。
元々レジンは離型剤をキレイに落としても塗料が付着し難い性質を持っていて、完成後しばらくすると剥がれ易いのですが、ポリウレタンの様な2液混合型の樹脂は時間が経過するほど化学反応が進み物質として安定して行きます。(だからエポキシパテが硬化したらとっとと加工、仕上げないとカチンコチンになるんだな←解ってんなら早く作れ!)
レジンキットは硬化後もガスを発生し、厳密に言えばその分容積が減って行きます。つまり縮むんですね。だから出来たてのキットをすぐ作ると(塗ると)塗膜とレジンの間に空間が空き「ぺりっ」っと剥がれて物凄いショックを受ける事になりかねないワケです。これは部品の大きさが大きいほど顕著であります。一部メイクアップなどの高級キットは、工業用の伸縮の無いレジンを使用してますが、すくなくともキャラクター物のガレージキットメーカ−は一般用レジンを使用しているようです。少し時間がったって化学的に安定したレジンを塗装したほうがその辺りの不安要素が減る・・・と言うことでした。



次回塗装分のパーツ    (C)TOYSPRESS

ハンガーアウト期限まであと21週


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