順調・・・なんでしょうか?


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もう順調なんだか遅いんだかわからない当企画ですが、今のところは週刊ペースを保っています。進めていて思ったのは、今までのキット製作とは色んな意味でスゴク”違う”って事ですねえ。大変な部分も、予想していたよりも簡単にコトが運ぶ部分も取り混ぜて貴重な体験になりそうです。このシリーズ、持ってる人は作ってみてもイイかもしれません。小さいフル可動キットが嫌いな人は、ガレージキット製作の違った一面が感じられると思います。
今回は、画像のパーツに基本塗装の白を塗り終えた所です。まだパールはかけていません。アンクルカバーや膝当てはシルバーに塗装終了。上からクリアをかけました。以上すべてホームセンターで買ったラッカースプレーを使用。溶剤が強いこの手のホントのラッカーは(因みにMrカラーはラッカー系と言われていますがアクリルです。)シルバーなどの金属色の発色がすごく良くて金属そのものみたいな質感になりますが、その分酸化もしやすいので、長期保管の観点からクリアでコートしました。キラキラした感じが消えて「銀の塗装」然となってしまいましたがしょーがないッス。



前回塗装した足首です。アップロードして気が付いたのですがあの写真では塗ったのかレジンのままなのか解らないので、細部の塗装がわかる様に再掲載します。(その分白が飛んでますけど)ビスやシリンダーを金と銀でチマチマと塗り分けしていますが最終的にはあまり見えないでしょう。(せっかくだから今回は見えないトコロ、例えば小さなピンホールも手抜きしないのさ)
さっき、予想したよりコトが簡単に運ぶ部分と書いたのは、こう言う塗り分けがやり易い事も含まれます。モールドって=スジボリってトコありますがココまで大きいと、違う部品の組み合わせで構成されている”モノの境界が”スジボリになっているので塗り分けが簡単なんです。少し伝わり難いかもしれませんが、「部品が大きい分、スジボリが太くて深いから塗り易い」と考えて貰ってもいいです。(ちょっと違いますけど)陰影が自然に付きますから特に立体感を意識した塗装法採らなくても実感が出ますね。


1/144のキットと比べるとデカさが一段と際立ちます
今の時点で既に置き場所に困っています(笑)


さて、私がガレージキットを作る時の手順と言うかレシピをチョコチョコと書いていこうかと考えています。あまり参考にはならないかもしれませんが、要は間が持たないというのが大きな理由ですので(笑)お付き合いください。レジンキットに付き物(文字とおりッス)の離型剤ですが、基本的にパーツを紙やすりで一皮剥くカタチで落としています。その後にクレンザー+中性洗剤のペーストを古ハブラシに付けてゴシゴシと・・・勿論細かいモールドまで紙やすりはかかりませんが、大きな面積が”剥ければ”その上に乗る塗装は大丈夫と思っています。そのかわり紙やすりはかなり大胆にかけるのですが・・・今回の大きな段差は切り出し刀で削った後、150番からかけています。粗いでしょ?その上から320番をかけて下地は終了。なんでこんなに粗い番手で終わりにするかと言うと、もともと塗料が乗りにくいレジンの肌に表面積を増やす為です。一般塗装(車とか)で”足付け”と呼ばれていますが、下地に”キズ”をあえてつけて、上に乗るプライマーやサフェイサーの喰い付きを良くするワケです。模型雑誌を読むともっと細かい番手まで磨いていますが、そもそも上の様な理由でサフェイサーの粒子そのものが320番以上の粗さです。それだったら吹きつけ後に磨きこんだ方が喰い付きも良いまま塗装面が滑らかになるでしょう。それとあんまり細かい番手で表面処理をすると面のウネリが消えません。大胆に粗目からかけて行く方が近道かつ綺麗に仕上がるのでは?と私は思います。(消えたディティール復活させるのが大変ですが)ただ1/220のような小さなスケールには不向きな部分があるので、大きな物を作る時の参考にしていただければ幸甚です。←極めてジジ臭い。


  次回塗装予定のパーツ  (C)TOYSPRESS


ハンガーアウト期限まであと20週


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