買って10年ホッタラカシだよ!


(C)TOYSPRESS


先ずはこの衝撃映像(笑)ご覧下さい。軒下に置きっぱなし!説明書やデカールはサスガに別保管してましたが野ざらしですよ野ざらし・・・だってデケエんだもん。湿気や雨粒に当たって箱はゲロゲロ。ちょっと開けるのに躊躇しましたが中身はヘーキでした。

そもそもこの時期のボークスのLEDは、「最強幻像への挑戦」も含めて何かヘン♪な感じであんまり好きじゃなかったのですがサイズに惹かれて買っちゃったんですね。そのずっと前に出ていた海洋堂のレッドミラージュの方がはるかにカッコよかった様に思います。(私はソフビ版を作りましたが、キャスト版を所有されている方が仰るには段差、気泡、離型剤が三重苦のヘレンケラーキットだそうです。)
そんなこんなで作らずに10年・・・でもキャストキットは抜きたてを作ると径時変化でガスが少しずつ放出し全体に縮む・・・結果塗装と本体の間にスキマが出来て剥がれたりしますから丁度いいかもね←そりゃ言い訳だろう!!!



このキット、何がヘンって顔、っつーか頭部全体。人形は顔が命って言うじゃないですか。上下に潰れてボリュームの無いヒサシ?の部分、前に付き過ぎのフェイスマスク、何でこんな造形にしたんだろうとギモン・・・しかし高額なキット。しかも選りすぐりのMHマイスター集団「造形村」が作ったとなると、「オレの目がおかしいんじゃないか?」とイジルことに躊躇いもあったわけです。きっかけは先日大阪のまんだらけでこのキットが売りに出ており、購入を迷っていた某人が同行の友人に意見を求めていたんですがその人の言葉・・・「だってボークスのレッドミラージュ顔ヘンじゃん!」
おお、そうだな、誰が造形したモンでもヘンなモンはヘンだよな。と眼からウロコが取れた気がして改造に踏み切った次第であります。基本的に頭部の上と下をボリュームアップする方向ですが、何処をどう・・・ってのは説明するのも難儀なんで写真を見比べて下さい。フェイスガードはプラ板とエポキシパテで新造。チンガードも作ってみました。(オリジナルですが・・・)



で、制作上の目標として頭部の改造は目処が付いたところ。あとはアーマー類がやたらとクネクネのたくっていて下品な感じがします。又、面取りも妙にうねっていて不自然ですからその辺りももっと直線的に。あと、いろんな資料を見ればそうなっているのかもしれませんが、全身に施された小うるさいモールドもなるべく削り取る方向で・・・とにかくこのLED、作り手の気合過剰で、作為的過ぎる様に思います。小田氏や生嶋氏、シリコントライブの大西氏のキットはその辺りのバランスが絶妙。永野護の世界には”描かない美学”があると思うので、むしろ力の抜けたワビやサビのような物が感じられる立体物の方が購入意欲を掻き立てます。ワタクシのバヤイ。
この後の1/35シリーズ KOGもチトくどい気がしましたが、シュペルターは文句なしにイイ感じでした。魔導大戦以降のキットはボークスもWSCも甲乙つけがたい造形になってますね。

                                             (C)TOYSPRESS


で、仮組みです・・・・・・・・・・・・・・・・・・ナメてました・・・・・・・・・・・・・・・・・モノがでかいだけに力仕事であります。ポーズが決まるように予めキットのタボが付いていたので楽勝♪と思っていたのですがキャスト故の誤差もあります。全長64cmともなると足首で0,5mm狂ってもカウンターウエイトでは数センチずれますからフロンタルに持っていくのですら一仕事です。シンメトリーにするためにあっちを削りこっちを嵩上げしとイロイロやっております。イタラエレイの同スケールのエレファントと撮影してもイマイチ大きさが伝わらないのでワタクシが手タレで出演であります。しかし・・・ホントに完成すんのかなこのキット・・・・・


ハンガーアウト期限まであと24週


次へ        カテゴリー目次     TOP

inserted by FC2 system