バンダイ 1/60
 
ZETA GUNDAM

Z ガンダムの1/60と言えばパーフェクトグレードが文句無しの傑作キットと万人が認めるところでしょうが、ヒネてるワタクシといたしましては旧キットをあえて作ってみました。


カッコイイと思うデスヨ、ワタシも。PGのゼータ。
でもあれは所謂 「Ver Ka」 じゃないかと・・・
いえカトキ版MSも大好きなんですけどね。

最近のガンプラのアップデートはもとのデザインからあまりにも乖離しちゃってて、ステイメンなんかはデザイナーが同じだから気にならないのですがゼータガンダムに関して言えばMG,PGとも藤田氏のラインを全然感じないのでコッチを作った次第です。


なんつーのも実はただのイイワケでして(だってZガンダム見てないから思い入れあんまし無いんだよなオレ)ホントはPGの1000にも及ぶパーツ数にオソレをなしたワケです。だってさー、ガレキばっかし作ってるとインジェクションの作業工程ってけっこう苦痛だったりするんだな。しませんかァ?
ランナーからパーツを切り離してゲート、パーティングライン、ヒケの処理・・・それは単純にパーツ数に比例するから作業の難易度自体は小さくても、めんどくさがり屋にとって1000パーツもあるのは「行」の如く感じられるのでした。因みにこの旧キットでもプラパーツ数は165。ポリキャップやシャフトを入れると200弱になります。ガレキの部品数であればマア多めに感じられる数ですね。

改造箇所はフェイスの小型化、センサ類のエポキシ透明樹脂への置き換え。(ビームライフルのセンサも)スラスターの開口とネット張り。バーニアの新造。足が短いので延長、取り付け軸を変更し、それに伴いノーマルでは不可能な股のハの字開き加工と腰アーマの取り付けが変わっています。あとチョコチョコと・・・・カラーリングはかなり青っぽく見えますが現物はムラサキで、モンザレッド、ブラックグレー、アクセントにスカイグレイと言った所です。スミイレはバーントシェンナのリキテックスをタミヤの水性アクリルシンナで溶いた物。基本塗装はモデラーズカラーを使用しました。

でもやっぱり昔のキットでしょう?構成が今のものと全く違ってかなり組みにくいです。(きっちり作ろうと思えばのハナシですが)又、ワタシにしては珍しく可動間接を生かしてあるので 張り合わせ→継ぎ目消し→塗装→マスキング→被さるパーツを張り合わせ→継ぎ目消し・・・エンエンと続く泥縄エンドレスワルツ状態(笑)で、「やっと出来た!」と最初のマスキングを剥がすと・・・・次工程のヤスリガケ、洗浄で入った水分が仕上げてある塗装面を侵していて、又初めからやり直すと言う泣くに泣けないモデリングでした。(ホント途中でヤメようかと思った。)それでもキットの素性はかなり良く、苦労のカイあってか自分としては満足しています。頭部はナカナカかっこいいデキなんではないか?と思っていますがイカガでしょうか。


スカした「 あ・え・う・ぐ 」とアナハイムエレクトロニクス(最近のデカールにあるA/EのCI?はものすげ〜カッコワルイっすヨ)のマーキングはインレタの直貼り(慣れていない方にはお勧めしません。クリアデカールに転写してからの方が失敗が少ないでしょう)。気を抜くと「A・U・G・E」とか貼ってたりして(笑)でもどっちかってゆーとティターンズっぽいカラーリングですねコレ。
クルド人を飲み込む王冠を戴いたヘビはミラノ市の紋章ですが、アルファロメオのエンブレムとしても有名ですね。パーソナルマークとして使ってみました。


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