（Ｃ）TOYSPRESS
ROLL OUT !
（Ｃ）TOYSPRESS
あああ・・・やっとロールアウト。Ｒｏｌｌ Ｏｕｔ〜工場出荷状態〜と言う事でマーキングもしていませんが、ナンバー選択がてら正月休みにでもゆっくりやります。既にアマテラス機では無いのと、ボークスのＬＥＤ Ver３が�靴世辰燭里妊轡螢▲襪蓮畢掘匹任い�予定です。何か他にいい機体（もしくは騎士）はありますでしょうか？
しかし長かったような短かったような・・・思ったったよりもスムースに行ったトコロもあれば、予想外に手間喰ったトコもありました。サイズに比例して部品が大きいってコトは、やり易さとやり難さを併せ持っています。ゴマカシが効くっちゃー効くし、効かないっちゃー効かないし・・・結局コダワリ具合だと思いますね。このコダワリってのが又曲者で、自分に厳しく進めていかないと仕上がりに満足が得られず、途中でイヤになりかねません。しかしコダワリ過ぎて、自分の技量（精神的な物や環境面での制約も含まれます）を超えた作業を目指しても、これまた途中でイヤになって未完成になったりして。その辺の折り合いの付け方は今回とても勉強になりました。
初めにこのキットの「顔がヘン〜」と感じたところから製作記録が始まったワケですが、製作開始の動機付けなんてのは何が幸い（或いは災い）するかわかりません。もし、”自分”が出せないホド文句の付け所が無いキットであれば、「伊達直人の少年時代（笑）の如くひねくれ者の」私は作ろうと思わなかった様に思います。まあ、その出した”自分”とそのまま作った状態の、どちらが他人に高く評価されるかと言うことは又別のハナシなんですが・・・どっちにしても買った人間が満足する為のキットであれば満足の形なんてのは買った人の数だけあるわけで、原型をとどめない程切り刻もうが、色も塗らずに素組で飾ろうが、キットのままオークションで売り飛ばして利ざやを稼ごうが、人それぞれのホビーライフだと思います。
そうは言っても、それなりに難易度の高いキットを完成させた満足感はやはりとても大きいです。以前NEO FACTORYのネオさんがＢＢＳのレスで、「TOYやフィギアの様な完成品を買ってもすぐ飽きて売ってしまう事が多い」と仰ってましたが、自分で完成させたキットは人の目にどう映ろうと、この世に一つの「自分だけのモノ」ですから愛着も湧くってモンですね。苦労も工夫も作者が知ってますし・・・
そしてこれは本業で感じる事ですが、「モノの賞味期限はモノの製作時間に比例する」と言うのがワタシの持論であります。つまり、モノを作るためにかけた時間や手間が大きい程、完成品の満足度も長い時間持続すると言う事です。（漫然と長い時間をかけりゃイイってんじゃ無いコトは判ってもらえると思いますが、要は”作者が本気で取り組みキモチを対象に向けていた期間の長さ”と言えますでしょうか）
何か観念的な事ばっか言ってますね（笑）。
でも、模型に限らず何かを作り上げる事が出来るか出来ないかと言うのは、事程左様に精神の状態がモノを言うのではないでしょうか？私もよくあるのですが「離形剤が落ちてなくてマスキングで剥がれた・・・」とか、「塗装が上手く出来ない」なんてのは完成出来なかったホントの理由ではないと思います。（だってやり直せばイイんだし〜それが出来ないのはやっぱメンタルな理由かと。少なくともワタシのバヤイは）で、今回この１／３５レッドミラージュはどうして完成出来たか？それは”ネットの眼”だと思っています。ダレにも頼まれてないのに週刊ごとに進捗状況を報告し、他の方のサイトで完成品を見て又奮起して作る。と言う、疲れて帰ってきたら休みは寝てたい「興味の無いサラリーマンの方」にとっては狂気としか思えないコノ行動は、やはり同好の士の励まし（又は同病相憐れみとも言う）があって続ける事が出来たのだと思っています。さっき言った、スキル上の失敗が続けばヤル気は削がれ「捨てちゃおうかな〜コレ」的な考えが頭に浮かんだりもしますが、BBSで他人の体験談を聞く度に「ああ、オレもがんばんねーとな」とシンナー風呂に漬けてやり直しをするワケですよ。強迫観念にも近い皆さんのガンバリを目にしたり、直接励まして頂いたりしたからこそ完成させられたんだな、と強く感じました。又、これからも作り続けられそうな気がします。ありがとうございました。
そしてもし、この押し付けがましくも深みの無いサイトを読んで、「よし、オレも何か作ろう♪」と思う人がいてくれたら、それはとても嬉しい事なんですけどね。
製作記録は今回で終了しますが、年明けに LED MIRAGE GALLERY としてソレナリの撮影をしてソレナリに高画質な画像で新たなコンテンツをお送りします。お楽しみに〜（もうサイトの容量があんまし無いんでヨソに借りたりしなくちゃなんないんだわさ）
それでは皆さんよいお年を♪ ２００２ １２ ２７ 前島哲也
